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フレデリック バンティングが発見したインスリンとは?

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Googleのロゴが『フレデリック・バンティング生誕125年』になってますね。今日はフレデリック・バンティングについて簡単に調べてみました。


フレデリック バンティング,フレデリック バンティング 生誕125周年

フレデリック・バンティングとは?

フレデリック・バンティングは今から125年前の1891年11月14日にカナダのオンタリオ州で誕生しました。1916年にトロント大で医学を修めたあと、カナダ軍の軍医となりました。戦後の1920年にオンタリオ州ロンドンで整形外科の開業医となりましたが、患者がほとんど来ないためロンドンのウェスタンオンタリオ大学で内分泌学の講師の職を得ていたそうです。

1920年10月31日の夜、日課の論文を読み終わった後にあるアイデアを思いつきました。そのアイデアとは「膵臓(すいぞう)の内分泌物の単離をする事」でした。そのアイデアが後のインスリンの発見につながりました。

1921年5月17日、トロント大のマクラウドの指導の下で、ベストという若い大学院生と共に研究を始めました。その後、トロント大のマクラウドや科学者のコリップの協力の下、インスリンの発見と抽出に成功しました。

1923年、バンティングとマクラウドはカナダ人で初めてノーベル生理学・医学賞を受賞しました。研究を初めてからたった3年でのノーベル賞受賞とはすごいですね。

糖尿病とインスリンについて

糖尿病とインスリンの関係は、日本イーライリリーのサイト*1にわかりやすい解説があったので紹介します。

インスリンは、すい臓のランゲルハンス島のβ細胞で作られるホルモンです。
糖分を含む食べ物は消化酵素などでブドウ糖に分解され、小腸から血液中に吸収されます。食事によって血液中のブドウ糖が増えると、すい臓からインスリンが分泌され、その働きによりブドウ糖は筋肉などへ送り込まれ、エネルギーとして利用されます。
このようにインスリンには、血糖値を調整する働きがあります。
しかし糖尿病の患者さんの場合、すい臓からのインスリン分泌量の低下がしばしばみられ、そのようなケースではインスリン注射薬を使い、インスリンを外部から補ってあげる必要があります。

フレデリック・バンティングに関する書籍

フレデリック・バンティングに関する書籍は以下の物があるようです。

●多くの読者の熱い声に支えられ,新装復刻版としてあらたに発行されることとなりました.
●本書は月刊「Medical Technology」誌の人気連載コラム「軽笑室」を経て,19年前の1996年に発行されました.
●読んでいるうちに医学用語が自然に覚えられる,「楽しい医学用語ものがたり」の続編の復刻版.医学用語の語源・由来が軽妙な語り口で,見開き頁ごとにまとめられた百話.
●1話,1話読み終わったあとなるほどと納得でき,これまでの疑問や不思議がスーと解消する一冊です.

といった内容のようです。読んでみたいですね。