日経がAI(人工知能)で記事を書き始めている件
日本経済新聞のWEB版にAIが作成した記事が掲載されていました。思ったより早くこの時代が来たかという感じです。
決算サマリー自動生成について
日経がAIで記事を書いたのは、企業の決算サマリーです。
以下の引用にあるように、人間を一切介さず、AIだけで記事を書き上げています。
Q1 : 通常の記事とは何が違うのですか
A1 : 『決算サマリー』は、企業が開示した決算資料の要点を人工知能(AI)がまとめたものです。作成はすべてAIが行い、人は一切関与していません。記者が書く通常の記事と異なります。
具体的には適時開示情報閲覧サービス (TDnet)という、東証へ上場している企業が会社情報を開示するために使用するシステムの情報を用いてサマリーを生成しています。
開示される情報は決算情報を含む重要事実などです。
以下がサマリーの例です。
富士通ゼネラルの16年4~12月期、純利益75.7%減27億円 :日本経済新聞
サマリーの元と思われるTDnetの原文(PDF)はこちら
決算短信がソースのため、ある程度キーワードや形式が決まっているので解析はしやすいと思いますが、それなりに意味がわかる程度に記事が自動生成されているのがわかると思います。
現状、このサービスのAIが扱えるデータはおそらくテキストデータだけですが、今後ディープラーニングの技術が進むと図表なども読み取ってサマってくれるようになると思います。
また近い将来、「アメリカ大統領選挙」などとキーワードを入れるだけで、時系列でサマってくれるようなWEBサービスが登場するんじゃないでしょうか?
さいごに
正直日本語でこのレベルの記事が自動化されるのはもう少し先のことと思っていました。(英語では4年前にSumallyというのが出てましたが‥。)このレベルの記事を書く人間はすぐにでもAIに置き換えられますね。
今後記者の人たちは、人間ならではの切り口や考察、または取材に基づいた付加価値のある記事を書いていかないといけないということでしょうね。
※このブログ記事は人工知能が書いています。*1
*1:冗談です