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カスタマージャーニーについて知りたければとりあえずこの本を読もう

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加藤希尊さんの「The Costomer Journey」を読んだので感想を。著者はセールスフォースのマーケティングディレクターでもあり、「JAPAN CMO CLUB」という日本のトップマーケターのネットワークを立ち上げた加藤尊希さん。

Costomer Journey(カスタマージャーニー)とは

Costomer Journey(カスタマージャーニー)とは自分の記憶だと2013年頃からマーケティング界隈で出てきたバズワードで「顧客が自社の製品やサービスを購入するまでに至るプロセス」の事。誰が言い出したのか知らないけど、たぶんIDEOやFrog Designとかのアメリカのデザインコンサルだと思う。

おすすめポイント

本書では「スマート化」「コモディティ化」「人口減少」といった市場の変化に対し「つながり」「質」「量」という視点で、どの様に顧客変化に対処していくかという事が書かれています。その変化をカスタマージャーニーマップで可視化して行くといった感じ。
個人的に読んで良かったと思う点は以下の通り。
  • 市場トレンドをわかりやすい視点で捉えている
  • 「JAPAN CMO CLUB」参加企業30社のカスタマージャーニーが紹介されている
  • カスタマージャーニーマップの書き方のポイントやプロセスがわかりやすい
  • 資料作成に便利なピクトアイコンがおまけで付いてくる
最後にセールスフォースの「Markething Cloud」の製品紹介が出てくるのはご愛嬌。
顧客の行動やチャネルが多様化する中で、過去に流行った「AISAS」の様な行動モデルなんて定義できない時代になっているのかなと思った。商材の特性によって起点になるものが違うしね。

さいごに

本書はマーケターに限らず、カスタマージャーニープロセスに関わる全ての関係者(営業やエンジニアなど)も読んでみると良いかも。